・太平洋をぐるっと一周 海を旅したポストのお話

津波によって東北から流されたポストが西表島の海岸に流れついたニュースを覚えていますか?

2011年3月11日におこった東日本大震災で発生した大津波により流されてしまった宮城県南三陸町の郵便ポスト。2012年12月28日このポストが西表島北東部にあたるユツン川河口付近に漂着しているのを島に住む一人の女性が発見しました。

南三陸町と西表島の距離は直線距離でおよそ2400㎞。

いったいどんな海路を辿り西表島にたどりついたのかは誰にもわかりません。北太平洋暖流に乗り太平洋を時計回りに旅してきたのか、冬の北からの風に乗りたどり着いたのか・・

1つ明確に言えることは海はどこまでも繋がっていたという事。そしてたどり着いたポストは人々の心に大きく響く何かをもたらしました。

さて、ポストが重ねた1年9か月もの長い洋上の旅を想像しましょう。星の夜や穏やかな朝焼けの海、遠く去っていく夕焼けの海。頭上に自由に旅するカツオドリや近隣を通る船舶のエンジン音 暖かい海冷たい海、風吹き白く跳ねる波が高い日もあった事でしょう。もしかしたらイルカやクジラ、サメやウミガメなど様々な海洋生物にも出会っていたのかもしれません。

西表島にたどり着いた時のポストは旅を物語るようにボロボロの状態で見つかりました。中は空っぽ。手紙は入っていませんでした。かろうじて「歌津セブン」という標識が確認でき、そこからポストの故郷が判明しました。このポストは南三陸町歌津にあったコンビニエンスストア「セブンイレブン宮城歌津店」に設置されていたものであるとわかったのです。

その後ポストは多くの方の尽力により無事に故郷へ帰る事ができました。

​2013年8月11日、「歌津さきてけさい」の曲と共にふるさとの町をパレードしみんなでポストの帰還を盛大にお祝いしました。このお祭りが「歌津復興夏まつり」となり、年を重ねるごとに大きな復興シンボルとして続いています。

・ポストの故郷 宮城県南三陸町歌津町との繋がり

歌津夏祭りは回を重ねるごとに賑やかになっています。

遠く流されたポストが傷つきながらもたどり着いた事に人々は大きく感動し「今の時代を生き抜く中で足りない何かを」または「忘れてしまった何か」を歌津で見つけたくて復興夏まつりに参加しているのだと思います。我々もポストが繋いでくれた縁、心の橋をきっかけに互いに手を取り合って明るく希望あふれる歌津夏祭りをお手伝いしていきたいと考えました。

そこで夏祭りに合わせて西表島の一番人気、夏の味覚パイナップルを会員からの寄付金で賄いお送りしています。また会場には自費にて駆けつけた会員がパインや黒糖で復興支援夏まつりをお手伝いさせていただいております。

 

2016年の西表島人文化祭ではポストを題材にした劇を行う歌津メンバーにお越しいただき素晴らしい劇を開催していただきました。比嘉栄昇さんと共に歌津の唄を歌いながら会場の気持ちが1つになりました。

・東日本大震災被災地支援活動『すけさきた』ニュースレターの発行

「すけさきた」とは宮城県登米市周辺の言葉で「ボランティアに来たよ」という意味です。

 始まりは、東日本大震災の直後、会員からの「西表島の黒糖を支援物資として被災地に送りたい」という声を受け、島内での募金の呼びかけのために作った壁新聞でした。 緊急支援期を過ぎてからは「西表島からも何か東北の復興のお手伝いができないだろうか」という考えから被災地の現状を伝える為「復興支援かわらばん」として月一回の発行を続けています。

復興支援かわらばん

復興支援かわらばん「すけさきた」毎月11日発行

​今月の「すけさきた」

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初夏を代表するはサガリバナはな花、